照射した光線が対象物に当たり 反射光がセンサに戻るまでの時間から対象物までの距離を計測する技術です。
昨今の急速なセンサ・カメラ性能の向上によりこの方式の測距が可能となりました。
自動車の自動運転を始め、様々なモノへの搭載が期待される中、
その精度には未だに課題があり日常生活への実装は極一部にとどまっています。
そのような課題の解決の一助となるような性能評価システムを以下にご紹介します。
ToF評価システムは主に近赤外光源、チャート台、可動ステージ、暗室で構成されます。
通常ToFに使われる波長域は850nmや940nmといった近赤外光。
近赤外光は太陽光にも含まれているため、ToF技術を屋外又は外光が入る場所で
使用する場合は、それらがノイズとなり測距に支障をきたすことがあります。
その評価を行うため、近赤外で照射する照明が必要となります。